
「1学期の英語はそこそこ点数が取れていたから大丈夫」
そう思っている中学1年生の保護者の方に、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。
中1英語は、2学期から「分かる子」と「分からない子」の差が大きくなりやすい教科です。
1学期はアルファベットや基本的な単語、比較的短い英文などからスタートします。
ところが学習が進むにつれて覚える単語が増え、複数の文法事項を使い分けなければならなくなります。
その結果、
「単語は分かるのに英文が作れない」
「疑問文になると分からない」
「英語の授業が何をやっているのか分からなくなってきた」
という状態になる生徒も少なくありません。
そして怖いのが、英語は一度分からなくなると、その後の学習にも影響しやすい積み重ねの教科だということです。
今回は、日頃から中学生を指導している個別指導塾の視点から、中1の2学期に英語が難しく感じられる理由と、夏休みにやっておきたい勉強について解説します。
📚 中1の数学も要注意!
英語だけでなく、数学も2学期から一気につまずく生徒が増えてきます。
👉 関連記事:中1の2学期から数学が急にできなくなる理由|夏休みに差がつく3つのポイント
中1の2学期から英語が難しく感じるのはなぜ?
「中学校に入ってから急に英語が苦手になった」という生徒は珍しくありません。
特に注意したいのが、1学期はそれなりにできていた生徒です。
なぜ2学期以降、急に英語が難しく感じられるのでしょうか。
① 覚えなければならない英単語が増えてくる
英語を勉強するうえで、単語は避けて通れません。
例えば、
I play soccer.
という文章も、「play」や「soccer」の意味が分からなければ理解できません。
1学期のうちは覚える単語数も比較的少なく、なんとなく授業についていけることがあります。
ところが学習が進むにつれて単語がどんどん蓄積されます。
ここで、「テスト前だけ単語を覚える」という勉強をしていると、以前習った単語を忘れてしまいます。
すると、文法が分からないのではなく、単語が分からないから問題が解けないという状態になってしまいます。
② be動詞と一般動詞が混ざってしまう
中1英語で非常に多いのが、be動詞と一般動詞の混同です。
例えば、
I am a student.
と
I play tennis.
では、英文の仕組みが異なります。
ところが英語が苦手になってくると、
「amはいつ使うの?」
「doはどこから出てきたの?」
「Are youとDo youは何が違うの?」
となってしまいます。
この部分を曖昧なまま進めてしまうと、疑問文や否定文を作るときにも混乱します。
中1の段階では、単に例文を暗記するのではなく、「なぜこの文ではbe動詞なのか」まで理解しておくことが重要です。
③ 疑問文・否定文になると急に解けなくなる
肯定文なら書けるのに、
「疑問文にしなさい」
と言われた瞬間に手が止まる生徒もいます。
これは英語が苦手な中1によく見られる状態です。
例えば一般動詞の文章では、疑問文を作るときにdoなどを使います。
一方、be動詞を使った文章では作り方が異なります。
つまり、単語だけではなく、「この文章はどんな構造になっているのか」を判断しなければなりません。
この「判断」が必要になってくることで、英語の難易度が上がっていきます。
④ 「なんとなく」で解いていた子が通用しなくなる
小学校の英語では、「聞いたことがある」「なんとなく意味が分かる」という感覚でも対応できる場面があります。
中学校でも最初のうちは、それで点数を取れる生徒がいます。
しかし、中学校の定期テストでは、
- 単語を書く
- 正しい語順に並べる
- 英文を作る
- 疑問文にする
- 否定文にする
- 日本語から英語にする
といった問題が出てきます。つまり、
「なんとなく分かる」から「自分で正確に書ける」へ切り替えなければなりません。
ここでつまずく中1は非常に多いです。
こんな状態なら夏休みに復習しておきましょう
お子さまに次のような様子がないでしょうか。
- be動詞と一般動詞の違いを説明できない
- Do you ~?とAre you ~?の使い分けができない
- 英単語をほとんど書けない
- 教科書の英文を日本語にできない
- 並べ替え問題で勘に頼っている
- 疑問文・否定文になると正答率が下がる
- 1学期の定期テストで英語が50点を下回った
- テスト前しか英単語を勉強していない
複数当てはまる場合は、2学期の内容を先取りするよりも1学期の復習を優先した方がよいでしょう。
夏休みは学校の授業が止まります。
だからこそ、「分からないところまで戻る」ことができる絶好のタイミングです。
\ いくつか当てはまりましたか? /
「どこから復習させればいいか分からない…」という方へ
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現在の点数や苦手なところをお聞きし、お子さまに必要な勉強をご提案します。
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中1の夏休みにやっておきたい英語の勉強
では、具体的に何をすればいいのでしょうか。
難しい教材を購入する必要はありません。まずは学校で習った内容を確実にすることから始めましょう。
STEP1 1学期に習った英単語を総復習する
最初にやってほしいのが単語です。
教科書や学校の単語帳を使って、
日本語を見て英語を書けるか
確認してみましょう。
ここで重要なのは、「見たら分かる」だけで終わらせないことです。
定期テストでは自分で書かなければならない問題があります。
間違えた単語だけチェックして、翌日にもう一度テストする。
これを繰り返しましょう。
STEP2 be動詞と一般動詞を区別できるようにする
次に、be動詞の文章なのか、一般動詞の文章なのかを判断する練習をします。
ここが理解できると、疑問文・否定文もかなり作りやすくなります。
逆にここが曖昧なまま、問題集を何ページ解いても効率はよくありません。
英語ができないと相談に来られる方のうち、多くのお子さまがbe動詞と一般動詞の違いを理解しないまま英語の授業を受け続けています。
STEP3 肯定文→否定文→疑問文の順番で練習する
最初から難しい問題に取り組む必要はありません。
例えば一つの基本文から、
肯定文
↓
否定文
↓
疑問文
と変形する練習をしてみましょう。
「文章のどこが変化したのか」を意識することがポイントです。
STEP4 教科書の英文を音読する
英語が苦手な生徒ほど、英語を声に出す機会が少ない傾向があります。
そこでおすすめなのが教科書の音読です。
意味を確認した英文を繰り返し読んでみましょう。英語の語順を身体で覚えることができ、リスニング対策にもつながります。
奈良県の公立高校、私立高校では入試でリスニングの問題を解く必要があります。
中学3年生の直前期からでは間に合いません。
日頃から英語を聴く、話す力を意識してつけていく必要があります。
1日10分程度でも構いません。
夏休みに継続することが大切です。
「2学期の予習」より「1学期の穴をなくす」ことが先
保護者の方から、
「夏休みのうちに2学期を先取りした方がいいですか?」
と相談されることがあります。
もちろん、1学期の内容が十分理解できている生徒であれば先取りは有効です。
しかし、英語が苦手になり始めている生徒の場合は違います。
無理に先取りするより、今まで習った内容を完璧にする方が重要です。
土台ができていない状態で新しい文法を覚えても、さらに混乱してしまう可能性があります。
「分からないところまで戻る」
これは決して遠回りではありません。
むしろ、英語が苦手な子ほど戻った方が早く伸びることがあります。
実際に当塾の生徒も、中学2年生の初めに中1の内容に戻って復習した結果、中学3年生の初めには英検4級を取得するまで英語力が伸びました。
初めは定期テストで1桁の点数でしたので、英語を伸ばすには復習が有効であることがわかりますね。
1学期の英語が30点・40点台でも諦めなくて大丈夫
1学期の定期テストで思うような点数が取れなかったからといって、「この子は英語ができない」と決めつける必要はありません。
中学1年生の今なら、まだ学習内容そのものは限られています。
どこで分からなくなったのかを特定して、そこまで戻れば十分立て直せます。
問題なのは、分からないまま2学期、3学期へ進んでしまうことです。
英語は中2、中3と続き、高校入試でも重要な教科です。
だからこそ、中1の夏休みは大きなチャンスです。
発達特性のある子は「勉強の仕方」も工夫してみよう
発達特性があるお子さまの場合、
「何度書いても単語を覚えられない」
「宿題をやったのに提出するのを忘れる」
「長時間勉強すると集中が切れてしまう」
といった困りごとが見られることがあります。
この場合、「もっと集中しなさい」「10回ずつ書きなさい」だけでは解決しないこともあります。
当塾では、英単語の暗記が難しい生徒に向けて、
- 動詞の一覧表を見ながら問題を解く
- 過去形の不規則動詞は無理に暗記せず一覧表を使う
- わからない単語は辞書や携帯を使って自分で調べる
- 長期休みに基礎的な内容を必ず復習する
- 並べ替え問題を優先して解く
といった指導をしております。
お子さまによって合う勉強法は様々ですので、すべてのお子さまにとって良い方法と言い切ることは難しいですが、一例として参考にしていただければ幸いです。
ただ「勉強していない」のではなく、今の勉強方法がお子さまに合っていない可能性も考えてみましょう。
発達特性のあるお子さまの勉強でお困りの方へ
「何度言っても宿題をしない」
「提出物を忘れてしまう」
「集団塾では授業についていけない」
という場合、本人の努力だけではなく、学習環境や勉強方法が合っていない可能性もあります。
👉 関連記事:発達特性のある子に個別指導がおすすめな理由|奈良市で塾選びに悩む保護者の方へ
奈良市で中1の英語にお困りならスペースラボへ
進学塾スペースラボでは、奈良市の中学生を対象に、一人ひとりの理解度に合わせた個別指導を行っています。
特に、
「学校の授業についていけない」
「定期テストが30〜50点くらい」
「集団塾では質問できない」
「発達特性があり、勉強方法が定着しない」
といったお子さまの学習サポートを大切にしています。
英語についても、現在学校で習っているところをただ教えるのではなく、
「どこから分からなくなったのか」
を確認し、必要であれば前の単元まで戻って学習します。
「中1なのに小学校内容まで戻って大丈夫?」
と心配される必要はありません。
分からない原因を残したまま進むより、理解できるところまで戻って一つずつ「分かる」を増やすことの方が大切です。
奈良市で「英語が苦手」な中1のお子さまへ

スペースラボでは、学校の授業についていくことに不安がある生徒や、定期テストで思うように点数が取れない生徒も個別にサポートしています。
「塾についていけるか心配」という段階でも大丈夫です。
現在の理解度を確認して、必要であれば前の内容まで戻って指導します。
英語の苦手を立て直しませんか?
2学期が始まって学校の授業が進み始めると、復習に使える時間はどうしても少なくなります。
だからこそ、夏休みは英語を立て直すチャンスです。
「1学期の英語が思ったより悪かった」
「夏休みの宿題を一人で進められない」
「2学期についていけるか心配」
という場合は、お気軽にご相談ください。
進学塾スペースラボでは、現在の学習状況を確認したうえで、お子さまに必要な学習内容をご提案します。
近鉄奈良校・大和西大寺校でご相談を受け付けています。
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